「断水のとき、トイレ1回だけ流せる」という噂は嘘です

とくだネットです。この数日間、猛暑が続いております。たくさん水を飲んで、適量の塩分もしっかりとることです。汗をかかないからと、クーラーをかけない高齢者の方がいますが、これ危険です。涼しく、こまめに水分をとり、熱中症予防してくださいね。それでは今回も、おトイレにまつわる話を致します。

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断水になったら、トイレに水はどのぐらい流したらいいのか?

断水の場合、水が蛇口からも出て来なくなってしまう為、トイレを利用する際もタンクから水を流せないと言う状況に陥ってしまいます。もちろん噂ではトイレ1回だけ流せるということがまことしやかにささやかれている事もありますが、これは真実とは言えません。なぜなら、そもそも用を足した時にはかなりの水が必要となる為、タンクの中にあるだけの水では洗浄不良や詰まりの原因となってしまうからです。その為、断水の時はタンクから水を出す事は出来ますが、決して満足の行く洗浄には至らない可能性が、十分にあると言う事になります。

自動で流れないトイレを使用する注意点

では実際には断水の時にはどの様にすべきかと言うと、まずはバケツで水を流す方法があります。とはいっても、この場合もバケツを使ってタンクの中に水を入れる事はしません。タンクの中の水だけでは洗浄に不適だと言うことだけでなく、その水が風呂の残り湯等の場合はタンク内に毛髪が絡まってしまう可能性もあるからです。さらにバケツからタンクに水を移す場合、周りに有る電気機器にもしかしたら水がかかってしまい、故障させてしまう可能性も十分あるので注意すること。

実際に水を流す場合の量は

実際に断水になった際はバケツ1杯(約6リットルから8リットル)程度の水を、周りに水が飛び散らないように、注意しながら一気に便器の中に流し込みます。さらに静かに、3リットルから4リットルの水を追加して流します。ただ、この方法では実際にタンクの中の水を流した時に比べるとどうしても勢いが弱くなってしまう可能性があり、時には排水管の途中のどこかに汚物が停滞してしまう可能性も出てきます。したがってバケツを利用して流す場合は、2回から3回に1回は、ある程度多めの水を流す様にします。目安は大体10リットルから12リットル程度です。そうすれば断水の時にも排水管の途中に汚物が停滞してしまう事も無く、正しく流す事が出来るからです。

また工事等の断水の場合は関係ありませんが、災害によって断水した場合は利用の前に排水管等が破損していないかも予めチェックしておきましょう。

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