必ず身近にあるトイレ、災害の時には使えないということも、ようやく一般家庭の方でも浸透しています。ホームセンターなどでも良くみかけるようになりました。皆さんは、災害時だけトイレが使え無いと思っていませんか?今日は、災害だけじゃない、トイレが使え無い時のお話をします。
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トイレが使え無いって!!
地震だけではない、トイレの機器の故障や、水不足など様々な理由で断水が起きることがあります。そのときには、食事や入浴、そしてトイレに困ってしまいます。食事や入浴は外で済ませることもできますが、トイレは不意にしたくなったときに、マンションにお住まいなら、階段を降りて外に行くことも難しいでしょう。ご近所にも借りにくいことです。小さなお子様がいてたら、、、トイレは本当に我慢ができません。
もしもの時に・・・
風呂の水があるならばバケツで汲んで流すということで、普通の状態と同じように済ませることができます。やり方としては風呂水を入れるときにウォシュレットにかからないようオート便器洗浄やオート開閉機能を切っておきます。風呂水はタンクがあればタンクに入れてタンクレスであれば直接便器の中に注ぎます。しかし、風呂水には髪の毛などが漂っていて、それが詰まりの原因となるのであらかじめ取り除いて起きましょう。用をたすたびに流していると水が足りなくなるので2回カラ3回ごとに流すようにしておきます。最初は高さをつけて勢いよく、半分を過ぎたら静かに流して最後は便座と蓋を閉じておきます。
注意点
溜まった大便の量によっては水の量が少ないと詰まってしまうので注意が必要です。10リットルくらいは流せるようにしておきます。それに夏場だと湯船にお湯を貼らずにシャワーで済ませてしまう家庭も多いでしょう。計画的に断水しているならば準備が出来ますが、いきなり断水となったときにはこの方法は使えません。
水の準備も無い場合
前述のように家にはトイレに使えるほど大量の水がないというときには、防災用の簡易トイレを使うという方法もあります。防災用の簡易トイレというのは、便器に袋をセットし、用を足したあとに凝固剤を入れます。大便の場合にはさらに消臭効果のある凝固剤をいれて、袋を閉じます。便が入った袋はポリ袋に入れてベランダなどに置いておきゴミのときに出します。手軽に用をたすことができるのでとても便利です。災害時に限らず、いざというときの為に、簡易トイレは役立ちます。