子供のためにもたせてあげたい防災グッズのリスト

子供がいる家庭は、災害が起きた時に何かと気苦労が多くなるでしょう。子供がいることにより、心強い部分もありますがそれでも子供の分まで防災グッズなどを用意しなければならないからです。ですが、そのリストを事前に決めておけばそれほど気苦労を感じることはないでしょう。では、どのようなリストを作っておいた方がよいでしょうか。子供用防災グッズの中身を見て来ましょう。

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飲み水の確保は重要

まず一つ目は、大人と同じように水と食べ物を用意しなければなりません。水に関しては、1日当たり最低でも2リットルぐらいは用意しておいた方がよさそうです。前例がないことですので明確ではありませんが、例えば首都圏で地震が起きた場合政府などの機能が止まってしまう可能性があります。首都圏で大きな地震が発生したのは1923年以来ですので、その頃の前例しかありません。つまり、現代のように首都圏に一極集中した状態で大きな地震が起きた場合、想定の範囲外になることが考えられます。そうはいっても、テレビやラジオなどが流れますのである程度情報は入ってくる可能性はあるわけです。 ですが、消防署や警察などがはたして正常に稼働するかといえばなかなか難しいところでしょう。そこで、一般的な事例としては大きな地震が来た場合10日間ほど水が調達できない可能性があります。揺れた後はすぐに水が止まるわけではありませんが、ほどなく水が止まってしまいますのでその後しばらく水道が使えません。10日間当たり20リットルと考えると子供一人につき20リットルの水を確保しておくことが必要です。ペットボトルでいえば2リットルのペットボトルに10本分は必要になることを理解しておきましょう。
次に食べ物ですが、子供が好みそうなものなどとは言っていられません。それでも可能な限り、食べ物の準備をしておかなければなりません。飲み物よりも重要かといえば実は飲み物の方が重要ですので、まず水を整えてから次は食べ物の確保することを考えましょう。食べ物は、比較的保存がきくだけでなく割と手に入る可能性が高くなります。そのため1週間分もあれば充分です。朝食などに食べているシリアルを2パックほど保存しておくとカロリー補給には良いと言われています。そのため一人につき2袋ほど用意しておくべきです。それ以外にも缶詰やご飯なども必要になるところです。 後は、赤ちゃんがいる家庭はおむつを余分に置いておいた方がよいと言えます。おむつは、常に1か月先あたりまで置いておく必要があるでしょう。災害が発生した場合、おむつそのものが市場に出回る可能性は食べ物や飲み物の後になることが予想できるはずです。そのように考えれば、1か月先ぐらいまで手に入らないことを考えて少し多めに備蓄しておくべきです。 飲み物などをどのようにするかが問題になりますが、これは粉ミルクで対応することも十分可能になります。粉ミルクもやはり余分にとり要求しておかなければなりません。

食料以外で重要なもの

食べ物や飲み物以外は、防災ずきんを用意しておく必要が出てきます。防災ずきんといっても、災害が起きた当日が一番必要になります。常に枕元に置いておき、大きな地震が来たその日や余震の大きな揺れに備えて手に届く範囲で置いておく必要があるわけです。毎日寝るところに置いておく必要はありませんが、家族がそれぞれどこにあるかを認識しておけば問題ありません。 小さいサイズの手袋も用意しておくことが重要です。ある程度大きな自信になり家屋が倒壊するレベルになると、そのへんにガラスなどが飛び散っている可能性があります。小さな子の場合には、興味本位でガラスに触ったり気がつかないうちに皮膚に刺さっている可能性も否定できません。何か物をどかす場合でも、周りにガラスが飛び散っているとそれだけで大きなけがにつながる可能性があります。医療機関が十分に稼働していれば別ですが、そうでなければ可能な限りさわらないことが大事で、仮に触ったとしてもけがをしないレベルの手袋を必要とします。 最後に、救急道具も準備しておかなければなりません。これから学校から帰ってくる場合や、幼稚園に行ってお迎えに行く場合でも細かい傷などがある場合にはすぐに処置できるようにしておきましょう。そのため、通常の救急道具に加えて少し予備を持っておく必要があります。薬局の救急道具がすぐに手に入らない場面は少ないかもしれませんが、本当に大きな地震が起きると薬局までに到達できない可能性があるだけでなく、シャッターが下りていることも考えられます。万が一のことも考えてやはり救急道具も少し余分に持っておくと何より安心できます。 それ以外でも、必要に応じて子供一人に対して懐中電灯を用意する必要があるかもしれません。特に、夜に行動することがある場合にはそれがないと周りから認識されません。自動車は走っている可能性は少ないですが、バイクなどが走っている時懐中電灯の光があればひかれずに済みます。特に大人より体が小さいですので認識されにくいことを考えると、少しでも目立ちやすくしておくことが大事です。