災害時のトイレの作り方

災害時のトイレは、基本的に水や電気が使えない前提で考えなければいけません。しかも場合によっては建物も壊れ、便器すらないこともあります。そのため日頃から災害時用のトイレの作り方を把握して、必要なものも備蓄しておかなければならないのです。ではその便器の有無での、備えのお話をします。

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便器そのものは使える状況

幸いですね、断水で水が使えない場合でも便器さえあれば、と安堵します。まず便器そのものは使える状況では、ゴミ袋が役に立ちます。中身が見えないよう色の付いたビニール袋を用意し、便器を覆います。次に便座を下ろした後に、そこからもう1枚ビニール袋を被せましょう。これで二重に袋が重なっている状態にでき、衛生面の問題も緩和されます。
次に新聞紙などの不要な紙を袋の中に詰め、水分を吸収する役割を担わせます。これがあるおかげで便の水分を吸い取ってくれますので、排便後の片付けも一段と楽になるわけです。用を足した後は消臭剤を上から掛け、臭いの防止をしましょう。袋の容量にもよりますが、小便であれば3回から5回はこの状態で持ちます。臭いがキツくなったり耐久面での不安が出れば、早めに袋を縛って処分してください。

ゴミ袋・・・便器に設置
新聞紙・・・尿を吸水させる
消臭剤・・・匂いを消す

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便器自体がない場合

残念ながら便器も壊れて原型をとどめず使用できない場合には、ダンボールを使って簡易トイレを作る選択肢があります。人が座れるほどの大きさのダンボールを用意し、真ん中をくり貫きます。しかしこれでは人の体重は支えられないため、中に厚紙を立てて柱を作りましょう。何度か座ってみて大丈夫なようなら、くり貫いた部分にビニール袋を入れて汚物受けにします。
更に一工夫として、ペット用のトイレ砂があると効果的です。この砂には臭いや水分を吸収する力がありますので、衛生的に長く使うためにも必要になってきます。特に猫用のものが汎用性が高く最適ですが、都合良くそれを備蓄している家庭はそうあるわけではありません。よってあくまでも補助的なアイテムとして、災害時に探してみてください。
便器があるかないか、同じ断水や停電の状況でもこれだけで勝手が随分と変わります。いずれにしても大きなビニール袋はあって損をしませんし、普段から多めに買っておくのが推奨されます。

ダンボール・・・便器の代用
厚紙・・・・・・代用便器の支柱
ビニール袋・・・汚物受け
砂・・・・・・・水分や匂いを吸収する

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いかがですか?便器の有無により、代用のものも変わりますが何が必要か?どんな用途で備蓄が必要か?おわかりになりませんか?①トイレの代用②処分できるもの③匂いの処理、この3ステップは必ず必要になると言えます。備蓄をしっかり考えることで災害時に少しでも苦痛を軽減できます。