明日9月4日台風21号が、泉州地区にも影響があります。この地域は過去の台風でも非常に被害が少ないため、防災意識が軽いのでは?という印象です。備えあれば憂い無しですよ!異常気象ともあって、いつものように「大丈夫」なんて思わずに、日頃から災害備蓄に備えましょう!
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災害時には平常時の生活が奪われる
地震や水害などの災害で断水することも念頭に置いとくことが大切です。断水が起こるとトイレも水を流すことができません。 トイレが使えないと生活に困るので、タンクや便器に水を入れて流そうとするでしょう。 断水時の対応としては、便器に水を入れて流すのが正しい対応です。 タンクに水を入れても流すために必要な量を確保できず、洗浄不良や詰まりを引き起こす原因になります。 また断水時は水が貴重なので、お風呂の湯船に残ったお湯をタンクに入れようとするかもしれません。 しかし湯船の残り湯には髪の毛が入っていることがあり、タンク内部に引っかかったり電機部品が壊れる可能性もあります。このようにトイレが使えないと、日常生活は一変し気軽に排泄をすることもできません。
ご家庭のトイレを使用する場合
これらの理由から断水時は、タンクに入れるのではなく便器に直接水を入れてトイレを流しましょう。 便器に直接水を入れる場合は、まず排水の配管が壊れていないことを確認して下さい。 その上で問題がなければ、便座のフタを上げてバケツに1杯分の水を勢いよく流し入れます。 勢いを付けると周囲に水が飛ぶ恐れがあるので、便器の周りに新聞紙などを敷いて保護しておきましょう。 また流し入れるときは、ボウルの中心をめがけて勢いを付けるのがコツです。 バケツを使って6リットルから8リットルの水を流したら、続いて3リットルから4リットルの水を静かに入れています。 あとは2回から3回に1回は10リットルから12リットルほどの水を大量に入れれば、配水管の途中で汚物やトイレットペーパーが停滞するのを防ぐことができます。 使用中のトイレによって流す水の量には若干の違いはありますが、基本的には始めに勢いを付けて多めに流した後は静かに1回目より少なくし、定期的に大量の水を流せば問題ありません。
以上のように災害で下水管の破損した場合、水道が復旧し断水が解消されるまでは、最低でも3日は掛かると言えます。1人1日5回排泄すると考えて、15回分の水の確保が必要です。ご家族の分で考えると・・2人で30回分、3人で45回分・・・と回数分の流す水が必要になります。飲み水以外のトイレを流すための水を備蓄するのは、場所も必要となります。もし水の備蓄が出来ない場合は、水のいらない備蓄用トイレセットがお勧めです。日頃の備えで生活に与える影響を最小限に抑えられます。