近畿地方を襲った、台風21号や北海道の地震と、あちこちで被害が及んでおります。今回私達も備蓄に力を入れているのですが、災害というものは、どんな被害が及ぶかは事前にわかりません。日頃から十分に想定しておくことが、最低限の被害に止められるので、今回も災害時のまさかに備えたお話です。
災害時には様々な被害が出ます。その中でも断水になると、トイレも使え無くなります。断水した時のトイレの流し方は、途中で汚物が停滞し詰まってしまっては困るのでそれを防ぎながら使用しなければなりません。この場合は、給水用の水が確保できるとして説明します。オート便器洗浄・オート開閉機能があるウォシュレット・ウォシュレット一体型便器の場合の場合には、まずオート機能をオフにします。それは消防防災用及び水道管破裂を防ぐために水道本管には保安用水がありますが、オート便器洗浄機能がある場合にこれが出てきてしまいます。また、オート開閉機能があるとバケツ洗浄中に便座蓋が閉じる場合があるので、これらのことを防ぐためにオート機能が働かないようにしておく必要があります。
実際に流す水は大きめのバケツ1杯分、おおよそ6~8リットル程の水が必要で、水跳ねに注意しながら便器のボウル面中心をめがけて勢いよく流し込み、さらに、静かに3~4リットルの水を流します。うまく流れるとぼこっと音がします。水の量が少ないと勢いがないのでうまく流れませんし、ぼこっという音もしません。バケツ1杯の水でうまく汚物が流れない場合には、便器への流し込みをより早く、短い時間で一気に流します。また、排水管の途中に汚物が停滞してしまうのを防ぐために、2~3回に一度は大目の水を流します。また、便器内の水位を保つために便器内に水を入れておきます。
タンクに直接水を入れることはしない方が良いです。タンク内の水だけでは洗浄のための水量が不足するため、綺麗に洗浄できなかったり、詰まることの原因になります。この時に風呂の残り水等を使用すると水中の髪の毛等がタンク内部の部品に引っかかったり、商品によってはタンクの周りに電気部品があるため、水がかかって故障の原因になることもあります。
トイレを水で流そうとする時には、便器の周囲に新聞紙や雑巾等を敷いておくと安心です。
もし、地震などによって断水した場合には排水管の断裂などもあるので、水を流し込む方法で大丈夫かも確かめることが必要です。
いかがでしょうか、実際に想定していても何が起こるかわかりません。水のいらない災害用トイレセット吉田トイレ、この内容でこの価格は他にありません。この機会にご家族や、自治体の方、企業での備蓄の強化をお勧めします。