防災グッズとして簡易トイレの注目度が高まっています。災害が起こったときの生活のスタイルは従来のスタイルと大きく異なります。体験したことがない場合は、食料や水が不足することばかりに気を奪われがちです。それらも重要であるのは確かですが、必ずしも優先順位が高いわけではありません。なぜなら支援物資によって凌げるケースも多いからです。それよりも深刻になりやすいのはトイレの不足です。
Contents
災害時に1番困る事は
毎日の生活において、排泄も食事と同様に欠かせないものです。しかし、楽観的に考えてしまう人が少なくありません。空腹や喉の渇きなどは数時間耐えられる人であっても、排泄に関してはそれほど我慢できないのが一般的です。体調によっては1時間に何度も利用する場合もあるでしょう。災害によって体調を崩してそうなることも十分にありえます。緊張状態が続くだけでも回数が増えやすいです。ところが災害で水道管が損傷すると、トイレが利用できなくなってしまいます。停電になるだけで利用できなくなるタイプも存在します。建物の倒壊やトレイの破損によって利用できるなくなるケースも多いです。
どんな災害でも備蓄するべきもの
どのような事態が起こっても、用を足せるようにするのが携帯トイレです。仮設トイレが設置される場合もありますが、数日かかったり衛生面に問題があることも珍しくありません。
したがって少なくとも※5日間分の携帯トイレを用意しておくのが望ましいです。コンパクトに折り畳める商品であれば防災袋にも入れておけます。いろいろなタイプが販売されているので、自分にとって使い勝手が良さそうなものを選びましょう。また用を足した後に手などを拭くために、除菌のウエットティッシュもセットで備えておくと便利です。
※1日に行くトイレの回数は、平均5回です。ライフライン寸断されて復旧するまでは最低で5日間。
4人家族で 5回分×4人分×5日間=100回分の携帯トイレが必要となります。