誰もが一度は使用したことがある簡易トイレ。レンタルも可能だということはご存じでしたか?おそらく一般家庭でレンタルすることはないでしょう。但し、災害が起きた時には避難場所に必要となります。自治会や町内会で事前に確認しておきましょう。「避難場所にはトイレがあるから大丈夫」と言う人もいます。災害時は想定しているようにはなりません。災害が発生した際には何処に設置するのか、誰が依頼するのか、どれくらいの費用が掛かるのか、事前に知っておくことは、避難場所での混乱をふさぐことができるでしょう。そこで今回は簡易トイレのお話をします。
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簡易トイレの種類と特徴
簡易トイレは本格的なトイレとは異なり、イベント会場や工事現場に設置されるものを言います。ひと口に簡易トイレといっても、種類は大きく分けて3種類あります。
水洗式で
排水工事と給水の設備が必要です。水を使うことが可能なので、排水をして下水に流せます。給水工事を済ませてあるものならば、水道から水をひく設備が整っていますので、下水処理も簡単に行える点がメリットです。
簡易水洗
給水工事をしなければならないタイプなので、水を使うことができます。水の使用が難しい立地条件の下で活躍する種類のトイレで、汚水はタンクに貯めることが可能です。
非水洗式
工事を行う必要が無い代わりに水を使うことはできません。
簡易トイレのレンタル料金
水洗式
1か月あたりのレンタル料金の相場は3~7万円です。
簡易水洗式
1か月分の料金の相場は約1万5000円~2万5000円ほどです。
非水洗式
1か月につき1~2万円で借りることができます。以上です。費用面でみると非水洗式が3種類の中では最もレンタル料金が安いのがおわかりになりますね、しかし水が使用できないので貯水が必要となります。
まとめ
災害が起こってからでは遅い、避難場所でのトイレについて予算を事前にしっかりと把握しておくことで、どの種類のトイレを借りるのが得策か十分に検討してから決めると良いです。利用料金の目安はあくまでも相場であって、地域や業者ごとに違いがあるために、複数の業者の価格を調べて比較すると良いでしょう。また、それぞれの簡易トイレの種類ごとにメリットとデメリットがあるために、一番必要性が高いと考えられるタイプを選ぶことが大切です。大きなポイントは工事をする余裕があるかどうかや、水で流せるかどうかという点です。水で流すことを求めている場合には、水洗式か簡易水洗式のトイレを選ぶ必要があり、給水工事を行うことが条件です。衛生面を考えると最も清潔に使用できるタイプは、水洗式のトイレとなります。