匂いも汚れが飛び散らない凝固剤

地震や自然災害などで被害があった場合、水道管が破損をする可能性があります。そうなると自宅のトイレが使えなくなったり、公衆トイレを使えた場合でもかなり行列が出ることが予想できます。自宅のトイレに水を流さずに汚物をためておいたら匂いがきになりますし衛生的にも問題があります。今回は災害時の衛生問題をお話します。

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災害時のトイレ事情に潜む問題

まずトイレというのは急にしたくなるものです、行列に並ばなければできないというのは大きなストレスになります。そして用を足すことができなければ健康にもよくありませんから、防災グッズとして簡易トイレを備えておくことをおすすめします。簡易トイレはビニール袋の中に給水能力が高い素材や凝固剤が含まれているので、用を足すと尿をあっという間に固めることができます。汚物を固めることによって、匂いが周囲に広がったりこぼれることを防ぐことが可能になります。又抗菌効果もある凝固剤では、感染症や食中毒なども防ぐことも出来ます。被災をして避難をすることになれば、多くの人に囲まれて過ごすことになるので風邪などをひきやすくなります。そこに汚物の匂いがしたらさらに健康被害が出る恐れがあります。しかし簡易トイレであれば用を足したら、ビニール袋を縛ってしまえば匂いが外に漏れ出ることはありません。

凝固剤の必要性

 

匂いが外にもれないようにすることは前提ですが、一番重要なことは衛生的な問題です。災害時には色んな廃棄物がたまります。廃棄物処理の回収も時間がかかります。それらの廃棄物の中には排泄物も含まれます。排泄物が時間をおくとサルモネラ菌や大腸菌といった二次災害も防がなければなりません。そこで凝固剤で固めた汚物は見た目も衛生的にも安心感があります。使用した簡易トイレは可燃ごみとして処分をすることができますから、処分方法も簡単です。被災をしたときは、飲み水を確保するだけでも大変ですから、トイレに水を使わずに済ませる凝固剤入りの簡易トイレはとても優れたものだといえます。